ブランディングとは|個人が取るべきセルフブランディング戦略を解説

こんにちは、ちあき坊や君だ。

今回は、特に個人のマーケターや発信者が行うべきブランディングの話をしていこう。

僕はこれまで、ブロガーやアフィリエイターの個人プロデュースなどにも携わってきたが、これからは益々、個人のブランディングが重要となる。

ちあき坊やさん
もう何年も前から言われているけど

元々「ブランディング」とは企業などにおけるマーケティング用語として使われてきたが、今やどんな人でもネット上で大きな影響力を持てる時代だ。

当然ながら、他に埋もれるような発信をしていては、ブログやSNSにおける発信で影響力を持つことができない。

とは言え、何でもかんでも目立てばいいというわけではない。

妙な肩書きやフレーズを作ったり、アピールのやり方を間違えてしまうと、たちまち「痛いセルフブランディング」と囁かれてしまう。

そんな間違いをしないためにも、今回は、特に個人規模の発信者・事業主が知っておくべきブランディングについてお伝えしていこう。

ブランディングとは

ブランディングとは、

ブランディング英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。また、その手法。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

このように言われている。

ブランド(brand)の語源は「burned」らしく、自分とよその家畜を間違えないように烙印を付けて差別化していたことが由来だ。

現在はどんな個人でもSNSやブログで発信できるようになったので、周囲と差別化を図って、他の発信者に埋もれないようにと「セルフブランディング」の重要性が広まっていった。

セルフブランディング(せるふぶらんでぃんぐ、SelfBranding)とは、企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。

(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

大抵の場合は、「よそと差別化する」「キャラを作り上げる」のような認識で使われることが多いと思う。

これに関してはあながち間違ってはいない。

その為に、普段からSNSなどで充実ライフスタイルをアピールしたり、どこかの有名人に会った際の写真をあげまくったり、稼いでる風のアピールをしたりするわけだ。

が、いわゆるそんな「痛いブランディング」を避けるためには、もう少し深くブランディングについて考えていく必要がある。

ブランディング=信頼関係の構築

あまり考えずにセルフブランディングを説明するとなると、単純にライフスタイルをアピールしたり、出来るだけユニークな肩書きを考えたりすることのようにさえ思われている。

だが、この考え方を一度手放して考えてみた方がブランディングはわかりやすくなる。

ウィキペディアさんの説明はちょっと堅苦しい印象もあるが、特に 「顧客にとっての価値を高めていく」という部分は重要だ。

ブランディングは、決して妙に見せ方のアピールを工夫したり、キャラを演じるところに本質はない。

どこに本質があるのかというと、「相手と信頼関係を構築していく」ことにある。

いくらユニークな肩書きやキャッチフレーズを作ろうとも、相手にとっての得(メリットやベネフィットなど諸々)が無ければ全く意味はない。

例えば、自身のキャラや肩書きを色々と考え抜いた挙句に「ヒゲ&メガネライフコーチ経営コンサルタント」みたいなフレーズを考えたとしよう。

だが、既にお気づきの通り、ヒゲやメガネはクライアントにとってはあまり関係ない。

確かに名刺を渡された時のインパクトはあるかもしれないが(あるいはないかもしれない)、結局、それが相手にとってどうメリットがあるのか?がそこに存在しなければ何の意味もないのだ。

そもそもブランディングはなぜ必要なのか?

では、なぜブランディングというものが必要なのだろうか?

発信者側(商品提供側)の都合で考えてみれば、そりゃあブランディングは必要のように思える。

なんせ、ネット上や市場にはたくさんの発信者がいるし、周囲に埋もれない為にも、自ら目立っていかなければ勝負にならない。

だが、ブランディングは、本来、発信者側の為にあるものではない。

ブランディングはあくまでお客さんにとって必要なものであり、お客さんのためにこちら側がすべきものなのだ。

素人
お客さんにとって必要?ってどういうことですか?!
ちあき坊やさん
誰だよお前

ブランディングはなぜ必要なのか。

人それぞれ正解や意見は様々かもしれないが、一つ重要なのは、

「お客さんにとっての『購入する決断』を可能な限りラクにするため」

にこそ、ブランディングが必要である、ということだ。

ブランディングによってお客さんの「決断ストレス」を軽減させる

例えば、「ブランド」と言えばルイ・ヴィトンなどの高級ブランドがすぐに思い浮かぶが、あの手のアパレルやファッション系のブランドは、「ヴィトンしか買わない」「ヴィトンだったら何でも買う」くらいのコアなファンも数多く存在する。

これはつまり、ヴィトンが その人にとってのブランドであることによって、いちいち他の選択肢を考える必要がない、という役割があるのだ。

現代はネットの発達によって、どんな人でも様々な情報にリーチできるようになった。

そんな情報で溢れかえっている環境だからこそ、多くの人は、何が自分にとって求めている情報で、何が必要な情報かがよくわからずに「決断疲れ」しているのだ。

日用品、家具、家電、服、デジタルコンテンツ・・・

何でもそうだが、何かモノを買う時というのは、とにかく「選ぶこと」自体にどっとエネルギーを使う。

そこで求められているのが自分にとってのブランドだ。

「ここの商品は信頼できる」と思えるブランドがあれば、その分だけ購買のストレスが無くなる。

例えば、Appleの製品なんてそれの最たる例だ。

僕も例に漏れず、なんかよくわかんないけどApple製品ばっかり買ってしまっている。

最初は「なんかカッコいいから」くらいの気軽な理由だったが、今となってはパソコンやスマホ、タブレットの選択肢はもはやAppleしか有り得ない。

なぜなら、よそのメーカーの製品から選ぶのがすこぶる面倒だからだ。

ひとまずAppleを選んでおけば、だいたい操作感覚も一緒だし、初期設定などもラクだし、快適に使用できる、という信頼がある。

だから、多少価格は高かろうと、あるいは多少スペックでよそに負けていようと、僕はアップルさんから選ぶ。

この状態が、僕にとってのAppleというブランドになる。

そしてこういう信頼関係を作っていくのがブランディングというわけだ。

ブランドはあくまで人それぞれ

逆に、むしろAppleのことが好きじゃない人もたくさんいる。

そういう人にとっては、Appleは選ばないどころか、むしろ「見た目だけで選んでるんでしょ」といった理由から毛嫌いする人すらいる。

ちあき坊やさん
そこまで?ってくらい過剰に否定する人も多いよね

理由は様々あれど、これは 「その人にとって、Appleはブランドではない」という状態だ。

あるいは、Appleも好きだけど他のメーカーの製品もモノによっては普通に選ぶ、という人もいる。

つまり、ブランドとは、全員に共通している何かがあるわけでもなく、相対的なものではない。

例えば有名なブロガーや情報発信者は、大抵の場合、アンチがやたらと多い。

堀江貴文さん(ホリエモン)やキングコング西野亮廣さんなどが最たる例だが、彼らの発信が深部まで響くコアな客層もいれば、全く響かず、むしろ嫌いと感じる人も一定数はいる。

だが、それでいいのがブランディングだ。

ちあき坊やさん
それにしても嫌う人が多い気がするけど

冒頭でもあったように、ブランディングは「差別化をする」というような印象が先立つが、実はそうではない。

誰かと競争してシェアを奪い合うためにブランディングするわけではなく、特定の人にのみ支持されればいい。

あくまで、相手の中にとってこちらの(商品の)マインドシェアが大きければいいわけだ。

個人が目指すべきブランディング戦略「シェア」

つまり、ブランディングとは「いかにお客さんの中のマインドシェアを大きくできるか?」という活動となる。

マインドシェアという言葉遣いがここで適切かどうかはわからないが、要するに脳内(心の中)に占めるその人(商品)を思う度合いのことだ。

例えば、ヴィトンが好きな人は、わざわざ原価を聞くとビックリしちゃうような高級なバッグをバンバン買う。

これはつまり、ルイ・ヴィトンが織りなす世界観の中に身を置いておきたいからだ。

そのブランドの世界観が好きだから、その商品を買って、日常でもその世界観を味わっていたい。

特にアパレルやファッションにおけるブランドとは、そんなマインドシェアを奪うことがマーケティングのキーポイントとされている。

そしてこれは、どんなビジネスにも共通して重要なことだ。

消費者はそういう感覚で消費活動をしている、ということを知っていれば、自分のビジネスにも応用がしやすくなる。

ところで、従来であれば、「マインドシェア」とは「占有率」のような意味合いを指す。

例えば、「音楽プレーヤーと言えば?」と考えた時に、ソニーのウォークマンが思い浮かぶならば、その人にとってはウォークマンが音楽プレーヤーというジャンルの中で大きな位置を占めている、という事になる。

音楽プレーヤーや電化製品などのように、モノの商品の場合は、どうしても「シェアの奪い合い」が必須かもしれない。

だが、これから目指すべきマインドシェアのイメージは「占有」ではなく「共有」だ。

他企業やライバルとお客さんのシェアを奪い合うのではなく、むしろ共有する戦略が必要となってくるのだ。

ブランディングにおけるマインドシェア(共有)

これからの情報発信は、特に「共有」がキーワードだ。

マインドシェアの共有ができるようになると、よそのブランドパワーを借りて、自社のブランドパワーを高めることができるようになる。

特に情報コンテンツの場合は、「シェアの奪い合い」をする必要がなく、モノの商品とは違い「共有」がしやすくなっている。

例えば、有名なYouTuberであるヒカキンさんなどは、自身のチャンネルの中で様々な商品とコラボした動画をガンガン投稿している。

ゲームをしたり、お菓子を食べたりして、様々な商品を紹介する。

この時間はつまり、その企業のブランドと自分自身のブランドを「共有」していることになる。

「ヒカキンが紹介していたこのゲームをプレイしてみよう。」

そんな前提でそのゲームをプレイすると、ユーザーにとってのその時間は、潜在意識下では「このゲームはヒカキンから紹介されたものだ。」という認識がどこかに存在していることになる。

これの何がすごいか?というと、 そのユーザーがゲームをしている時間中は、そのままヒカキンに対する愛着や信頼残高も自然と高まっていく点にある。

例えば、Aさんにとっては、本来スプラトゥーンというゲームは特に興味もなかった。

だが、「大好きなヒカキンが紹介していたから」という理由がキッカケにAさんはスプラトゥーンにハマったとする。

すると、スプラトゥーンに熱中している時間は、「これ、めっちゃ面白い!」という感情以外に、本人の自覚の有無に関わらず「ヒカキンさんが言うことを聞いておけばもっと楽しめる」という状態へと自然と移っていくのだ。

情報コンテンツは世界観をシェア(共有)できる

ヒカキンに限らず、影響力のある情報発信者はこの共有を上手に扱っている。

これからの情報発信は、特に「共有」がキーワードだ。

例えば、かなりの影響力を持つ発信者の一人で、「作品をレビューして世界観をシェアする」ことが得意な知り合いがいる。

彼は、自身のメルマガやブログの中で度々、その時流行している映画や書籍を紹介して、その作品を独自のフィルターで解釈して語る、ということをよく記事にしている。

これをやるとどうなるか?というと、その映画を見ている時間が、そのまま彼の世界観を体感する時間となるのだ。

「この映画はこういう視点で見てみるともっと面白くなるよ」

こんなフィルターを自身の記事で提供してから、読者にその映画を見てもらう。

すると、読者一人一人のその映画を見ている時間が、そのまま彼のコンテンツに触れている時間になる。

こうやって、自分の発信とよそのコンテンツの世界観をシェア(共有)しているのだ。

心理学では同じ人や物に接する回数が増えるほどその対象に対して好印象を持つようになる「ザイオンス効果」と呼ばれる作用があるが、彼の作品レビューは、シェア(共有)することによって自然とザイオンス効果を働かせているというわけだ。

これが出来ると、よそのブランドパワーを借りて、自社のブランドパワーを高めることもできるようになる。

情報発信やコンテンツの場合は、こういった意味でのシェア(共有)が求められてくるのだ。

ブランディングを構成する要素

ここまで色々語ってきたが、要するにブランドとは「信頼度合い」だと考えるのがシンプルだ。

発信者であれば、「この人が紹介するコンテンツだから買ってみよう」という信頼関係を作っていき、一生涯関わっていけるようなお客さんとご縁を繋いでいくことがブランディングの目指すところ。

お客さんから信頼し続けてもらうためには、当然ながら、何らかの形で価値を提供しなくてはならない。

ここからは、ブランディングを構築していくための価値はどのような要素で構成されているのか?を考えていこう。

機能的価値

一つ目の要素が「機能的価値」。

これはわかりやすく、役に立つことや機能面による価値のことだ。

あるいは、コスパの良さや利便性もここの機能的価値に含まれる。

車で言えば、燃費、馬力、性能、安全性、耐久性などもそうだし、これらも含めて「遠くに行ける」「屋根がある」といった、車として本来持つ基本スペックも機能的価値となる。

機能的価値を語る時によく話題となるのが日本の電化製品メーカーだ。

日本の電化製品はとにかく機能的価値によって時代を作っていたが、気がつくと厳しい戦いを強いられ続けていた。

そんな背景もあるので、機能的価値が優れているだけではブランドにはなれない、とマーケティングの世界ではよく言われている。

他にもっといい機能の商品があればそっちに乗り越えられる可能性が常にあるので、ブランドになるためには更なる要素が必要だと言われている。

情緒的価値

もう一つの要素が「情緒的価値」だ。

感情的価値とも呼ばれるが、要するに「よくわかんないけど、なんか好き」となる要素だ。

この価値こそがブランディングには大切となる。

例えば、アップル製品よりもスペックの良いパソコンやスマホはたくさんある。

機能だけで見れば、一時期のiPhoneは明らかによそのアンドロイドスマホに劣っていたらしい。

ちあき坊やさん
「こんなに性能に差があるからiPhoneを選ぶ奴はみんなバカ」みたいなこと言ってる人もいたような気がする

だが、それでも多くのユーザーがiPhoneを選んでいたのはなぜだろうか。

冒頭にもあったように「選ぶの疲れるから、別にiPhoneで構わない」と考えるユーザーも多かったと思うが、やはり大半の客層は「アップルが好きだから」という理由で選んでいたはずなのだ。

他にも、車で言えば「ミニ(クーパー)」とかを選ぶユーザーも一定数いるが、あれは、性能などを通り越して「かわいいじゃん」という情緒的な理由から選ばれているケースがほとんどではなかろうか。

いや、ミニを否定しているわけではない。

むしろ僕も1台くらい買ってみたい。

だが、やはりどう考えても性能で判断すると、他のメーカーで優っている車はたくさんあるのだ。

そう、商品は機能やスペックだけで選ばれているわけではない。

「なんか好きだから」という感情的な部分でも価値が生まれているのだ。

情報発信の世界で例えるなら、SNS起業などのキラキラ系と呼ばれる女性起業家界隈に多いかもしれない。

「キラキラ系」という言葉はもはや揶揄されて使われることも多いが、情緒的価値が高ければお客さんは掴める。

「なんかよくわかんないけど好き」という要素を武器にお客さんと信頼関係を作っていけるのであれば、どんどん使えばいい。

それは強いブランドになるのだ。

二つの要素をブランディングに活かすためには

以上のように、機能的価値、情緒的価値の2つの要素からブランディングを考えていけば、今後、自身が取るべきスタンスや方向性が見えてくる。

特に、情報発信などのセルフブランディングが重要となる場合においては、2つの要素をこのようなマトリクスで表すとわかりやすい。

機能的価値と情緒的価値

右上の群が、機能面でも情緒面でも優れていて 「役に立つし大好きな人(商品)」という確固たるブランドとなる。

リピーターが増え、一生涯関わり続けていけるようなビジネスにしていきたい場合は、やはり目指すべきはこの右上の群となる。

だが、機能面のみ、あるいは情緒面のみ特化していてもブランドを築いていくことは十分可能だ。

機能的価値からブランディングしていくケース

例えば、これからビジネスを始める!という段階の時から、いきなり右上を目指すことは難しいことが多い。

まだ実績や経験のない段階からスタートする場合は、ある程度は機能性重視でブランドを作っていく戦い方も必要となる。

コンテンツはやはり、そもそも機能性が低いと話にならないからだ。

日本の電化製品メーカーの例にあるように、機能的な価値だけではなかなか売れ続けることが難しいとされているが、情報発信においては案外気にしすぎる必要はない。

最低限、「この人の話は役に立つ、勉強になる、ためになる」といった要素がなければ、次の機会は生まれない。

どんな商品であれ情報発信であれ、やはり機能的な面で価値提供する要素はどうしても必要だから、まずは右下から入っていき、次第に右上に突入していくのがいいと思う。

具体的には、

  • まとめ記事
  • ハウツー記事

といったコンテンツをどんどん作って、まずは「人の役に立つコンテンツ」を作ることから始めていく。

そうやって経験を積み重ねる過程で見込み客との関わりが持てるようになっていき、その関わりの中で、自然とオリジナリティやユニーク性は滲み出てくる。

特にまだまだ何も持ち合わせていない場合は、こうして地道にスタートしていくのが基本となる。

情緒的価値からブランディングしていくケース

一方で、最初からキャラクターが際立っている人や、言葉では表現できない人間的な魅力を持ち合わせた人が今から情報発信をスタートするならば、左上の情緒面のマトリクスから次第に機能性を身につけていく方向性をとっていくべきだ。

例えば、雰囲気の良い女性などは、正直言って、何を発信しようがけっこうすぐに読者やファンは集まる。

ちあき坊やさん
悔しいが、おじさん達は機能面で勝負するしかない

なんとなくアメブロをスタートして、感覚的に発信してたら、気がつくとアクセスが増えている。

ライティング力や発信力が高いわけではないのに、なぜか不思議と一定のファンが集まっている。

そんなタイプの人は、どんどん自身のキャラや魅力をフルに活かしていこう。

もちろん、 長続きしている発信者は、例外なく「なんか好き」に併せて、「この人の話面白い!」「勉強になった!」といった機能的な価値も持ち合わせている。

せっかくの武器を存分に使いつつ、機能的な要素も磨いて、より確固たるブランドを作っていってくれ。

ブランディングを作るもう一つの要素「自己表現価値」

機能的価値、自己表現的価値と併せて、さらにもう一つ「自己表現価値」という概念がある。

これは「ブランド論」の著者デビット・アーカーという人が提唱した考え方らしいが、つまりその商品によって 「これを持っている自分が好き」「この人(商品)を体験している時間が好き」といった自己表現ができる価値のことを示している。

アパレル系のブランドなどで考えるとまさにわかりやすい。

例えば、僕は元々アウトドアが好きで、Patagonia(パタゴニア)というブランドの商品をついつい買ってしまう時期があった。

[voice icon=”https://chiabiz.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_1718-1.jpg” name=”ちあき坊やさん” type=”l icon_black/icon_blue/icon_yellow/icon_red”]シーシェパードとかの問題で日本人の敵みたいな扱いだが、製品自体がなんか好きなのだ[/voice]

パタゴニアの製品そのものが好き!というのもあるが、潜在的には、パタゴニアのグッズを身にまとうことで「僕が大切にしているライフスタイルやカルチャーはここにあるんだ。」と言わんばかりに、自分自身を表現しようとしているわけだ。

もちろん、こうして自己申告で言葉にしてみると自意識が強くてなんとも痛いように聞こえる。

だが、アウトドア系に限らず、カジュアル系、ラッパー系、ホスト系などなど、特にファッションブランドはは「私はこういう属性の人間なんですよ」と、自己を表現するための役割を担っているのだ。

これをコンテンツビジネスのセルフブランディングに応用して実践するとどうなるか?

例えば、「この人の講座を学んでいる自分が好き」と感じられるようなコンテンツを提供することができれば、ブランドがより強固になっていく。

この人のメルマガや音声に触れていると、すごく成長できる実感があるから、その時間が好きだ。

そういうブランドになれば、お客さんと長期的な関係性を築いていくことができるということだ。

人間は、一度好きになったものを嫌いになりたくない、一度通した主張は自分自身で否定したくないという心理がある(いわゆる「一貫性の原理」)。

一度自分が好きだと感じたそのブランドに対する感情は、もはや自分の一部だ。

その価値観を自ら否定することは、言わば自分自身を否定することになる。

序盤の印象として「この人の発信、好きだなぁ」と思ってもらえれば、その後から伝える価値観もすんなり伝わりやすくなっていくわけだ。

ブランディングとコミュニケーション

ブランディングは「信頼関係の構築」である、という前提でここまで色々と語ってきた。

だが、あまり「信頼関係を築こう!」と意気込んで人とコミュニケーションするのも少し違和感があると個人的には思う。

つまり、ブランディングとは、 机の上であれこれ考えるよりも目の前の相手に対していかに思いやり、おもてなしできるか?が最も重要だと思う。

学校や職場で、実際に人と関わるシーンを思い浮かばればわかりやすい。

「友達作ろう!」とか「たくさんの人に気に入られよう!」という意気込み方は、どこか少し違和感がある。

この違和感の正体はおそらく、スタート地点が「自分のため」になってしまっているからだ。

「自分のためマインド」が強いと、どうしても「もらう(奪う)側」のオーラを纏ってしまう。

周囲もそのオーラを潜在的に自然とキャッチできる。

だからこそ、「気に入られよう!」が源泉になっている人は、結果的に他人との本質的な信頼関係を築けない。

もちろん、そうやってそこそこの人間関係を築くのが上手な人もたくさんいる。

そしてそういう人付き合いでも、人生はそこそこ楽しく過ごせてしまう。

だが、僕たちがネット上の活動で目指すべきは、もっと深い部分、心の奥の方で信頼し合える関係性ではないだろうか。

例えば「この人と仲良くなりたいなあ」と感じた魅力的な人に対して、どんなアプローチで仲良くなっていくだろうか?

おそらく、基本的には、相手が嬉しく感じるであろうことを伝えたり、相手を思いやった言動をしたり、ごくごく自然に、そういうことを繰り返して、相手と接していくはずだ。

今までの親友や、気のおける先輩・後輩との今に至るまでのストーリーを思い出してみてほしい。

なんか、こっちから特別なスキルや必死のアピールをして仲良くなれただろうか?

今も付き合い続けている大切な家族や友人や恋人は、こちらからNLP(神経言語プログラミング)や心理学や行動経済学のテクニックを駆使したおかげで信頼関係を構築できただろうか?

きっとそうではないだろう。

ただただ、相手を思いやって、お互いに価値観や理想を共有して、言葉を交わして・・・

そうやってごくごく自然に現在の関係に至ったのではないだろうか。

おそらく、このコミュニケーションこそが、ブランディング活動の本来の姿だ。

それを、ネット上、あるいは文章で行っていくのがブランディングなのだ。

ブランディングとはただ相手のことを思いやること

職場や学校などの集団において、人望も厚く、周囲から信頼されているような人は、自然と周囲に対してこういうことができているのだろう。

思いやりがあって、気配りができて、相手本位で物事を考えることができる。

だから、周囲から信頼される。

こういう人は、自ら肩書きや実績を名乗らずとも、自然と周囲から「あの人はこういう人」という信頼感を感じてもらうことができている。

これがブランディング。

これが、相手にとって「ブランディングが出来ている」という状態だ。

「ブランディング」の話になると真っ先に出てくるヴィトンとかのハイブランドも、数多くのお客さんに対して長年に渡ってそういうことをし続けたからなのだろう。

だからこそ、「ヴィトンのものなら、別に用途はないけど一応買っとこう」みたいな状態になる。

もちろん僕自身も、「何に使うんだこんなもん」みたいなグッズを好きなブランドからついつい買ってしまう。

これは多くの人が経験しているだろう。

ちなみにこの前は、「Rapha(ラファ)」というロードバイクアパレルブランドのボトルを買ってしまった。

(画像は僕のではなく引用してきた
https://rakuma.rakuten.co.jp/item/f0847738575245495610)

こんなボトル、僕はすでに5〜6個は持ってる。

別に必要でもないのに、買ってしまう。

だって、ラファのやつだからなんか欲しくなっちゃうんだもん。

このように、「ここの商品は間違いない」という信頼関係を作り続けていく活動がブランディングだ。

情報発信でもこんな信頼関係をお客さんと築き上げていこう。

その為には、とにかく目の前のお客さんや読者にひたすらギブすることだ。

お客さんに対して「喜んでくれることはなんだろうかな?」ということを常に考えて活動していきさえすれば、それが自然とブランディングという活動だ。

相手本位に立って物事を考えて、きっと喜んでくれるだろうと思ったものをコンテンツにしていく。

それさえ考えていたら、オリジナリティとかキャラクターとかは、勝手に相手の中で形成されていく。

きっと、これがブランディング活動の自然なアプローチなのであろう。

実績も経験もないうちほど、「キャラ作り」や「肩書き」など、目に見えるブランド作りの方向へ目が行きがちになってしまうが、本質はそこには存在しない。

直接の友人や仲間と関係を築いていくイメージで活動すれば、自然とブランディングは形成されていくのだ。

なぜユニークなブランドを築けないのか?

特に個人のセルフブランディングにおいては、とにかく表面上の肩書きやキャラクターの演出の仕方で思い悩む人が多い。

確かに、ブランディングは「相手や周囲からどう見られるか?」を考えるものではある。

だが、過剰に「どうすれば人と被らないユニークな発信ができるだろうか?」を考えすぎてしまい、結局妙な肩書きやキャラ作りに勤しんでしまっては、それこそみんなと一緒の地点で悩んでいることになってしまう。

そうなると、大抵、「プロ〇〇」とか「〇〇ブロガー」とか、既に誰かが作った道の延長線の上で自分のキャラを形成しようとしている。

そしてこれで多くの人がユニーク性どころか、むしろ驚くほど大衆に埋もれてしまう。

何故こうなるか?というと、その時点で大多数の人と同じことをやろうとしているからだ。

結果的に誰かと似たような結果になってしまうのであれば問題ない。

だが、最初の段階から人の土俵と同じ次元で見ようとする時点で、実は既にユニークではないわけだ。

極端な話、例えばブロガーという概念自体、既に誰かが生み出した枠の中の話だ。

そこで勝負しようとする時点で、つまりはラクをしていることになる。

もちろん、先人達が作った土俵で戦うことのメリットは大きい。

だが少なくとも、

  • 誰でも思いつくようなアイデア
  • 誰でもできるようなこと

には、ユニーク性は宿らない。

大多数の人たちは、常識とかけ離れた活動をすることに対しては恐怖心を抱く。

多数派や、周りに合わせて生きていた方が安全でラクだから、どうしてもそちらに甘んじてしまう。

誰かが作った雰囲気や周囲に合わせつつ、それを受けて自分の立ち位置を考える。

みんな(大衆)がこんな思考パターンに陥ってしまうからこそ、大衆はユニークには見えないのだ。

ブランディングの結論は「好きなように生きる」

では、どんな人がユニークに見えるのだろうか?

この答えはものすごくシンプルで、 「自分の好きなようにやっている人」だ。

いい意味で好き勝手に、周囲の目や常識なんか一切気にせず、自分の心に従って活動する。

そういう人にこそ、周囲はユニーク性を感じるのだ。

そもそも、人間は一人一人がユニークな存在だ。

の、はずなのに、どうしても9割以上の人間はユニークに映らない。

それは、みんなが同じ教育や常識を教え込まれるからだ。

小学校頃までや、あるいは3歳頃の自分を思い出して、イメージしてみてほしい。

今よりも、もっと常識や周りの空気などさほど気にせず、遠慮せず人とぶつかり、好きなものを探求していたのではなかろうか?

僕たちはどうしても、学校や社会や親から潜在的に「大衆でいる方がラクだし幸せになれる」と教えこまれて育っている。

学校や社会で成長していくにいくにつれて、恥をかくことや失敗することを極度に恐れてしまう価値観を植え付けられてしまう。

そうなると、大人になるにつれ、自分の本音も言えず、空気を読んで、人とのぶつかり合いを避けて、チャレンジもほどほどに、無難に生きるようになる。

これが多くの人がユニークには見えない最大の原因だ。

つまり、僕たちがこれからユニークな発信をし続けるためには、本来の自分に戻る必要がある。

常識や周囲の目にビビらず、自分のやりたいことを通す。

これをやるだけで自然とユニークになるのだ。

これが、その人の持つ本来の魅力にもなるし、お客さんにとっての最高のブランドとなる。

 

ここまで色んな角度からブランディングについて語ってきたが、ぜひ、これらを踏まえて今からの活動の方向性を定めていってくれ。

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ABOUTこの記事をかいた人

サイト運営、アフィリエイト活動のアドバイスなどをメインに生活している30代。趣味はアウトドアやスポ-ツだが、ムラっ気がある。グッズだけ買って満足するタイプ。ヌルヌルした生き物 NG。苦しくなったらすぐに音を上げたくなる。北海道 - 大阪- 九州にて活動する意味不明の多拠点生活中。