WordPressの引っ越し(移行)方法【プラグイン不要】

はじめに

こんにちは。ライターのトワイトと申します。

よろしくおねがいします。

この記事では、WordPressの引っ越しの方法についてお話します。

ただし、ここではWordPressの引っ越しの手順だけを示すのではなく、自分が今、WordPressの引っ越しのどの段階まで進んでいて、何のために何をしているのか、ということをわかりやすく説明します。

これを知ることによって、WordPressの引っ越しについて、より具体的なイメージを掴んでいただければと思います。

なお、WordPressの引っ越し自体はプラグイン「All-in-One WP Migration」を使えば簡単にできます。

ただ、引っ越しそのものはうまく行ったとしても、その先の作業でプラグインがエラーの原因にならないとは限りません。

ですから引っ越しは手動で行う方法を知っておくのも良いでしょう。

手動と言ってもイメージさえつかめれば難しいことはありません。

そのイメージを、この記事でマスターすることができるわけですので、安心して読み進めて頂ければと思います。

WordPressの引っ越しをするために

ここでは、まず全体像についてお話します。

もし途中でわからなくなった場合、もう一度ここに立ち返ってみると良いでしょう。

WordPressの引っ越しの全体像

ワードプレスの引っ越しは、現実世界の家の引っ越しを考えると、イメージしやすくなると思います。

 

 

家の引っ越しの手順は

 

1、引越し元から荷物を運び出す(引っ越し屋に荷物を預ける)

2、荷物を移動する

3、引越し先に荷物を入れる

4、引っ越し届けを出す

 

ワードプレスの引っ越しも同じです。

 

1、WordPressのデータを元のサーバーから引き出す(PCなどにデータを保存する)

2、WordPressのデータを移動する

3、WordPressのデータを新しいサーバーに入れる

4、ネームサーバーを変更する

 

荷物が2つに分かれているのが見られますが、そのことについてはすぐに後述します。

そもそもサーバーとは?

厳密な意味は省きますが、サーバーとは簡単に言ってしまえばデータを保存しておく場所です。

つまりサーバーには画像やテキスト、テンプレートなど、色々な情報が収められています。

そうしたデータを引っ越しの荷物と考えれば、サーバーはそれを保管している家と置き換えてかまいません。

データという名の引っ越し荷物とは?

WordPressの引っ越しのデータは、家の引っ越しでいう荷物にあたると言いました。

つまり荷物を移動するということは、データを移動するということに該当します。

ただしここで1つ注意が必要です。

実際の家の引っ越しでは、荷物は引っ越し屋さんに頼めば全部いっしょに持っていってくれますが、データの移動だけは2つに分ける必要が出てきます。

データの性質上、引っ越しの方法が異なってしまうためにデータを2つに分ける必要がでてくるのですが、とくに細かいことは考えなくてかまいません。

そうした荷物は「データベース」「ファイル」と呼ばれます。

データを移動させれば引っ越しは終わり?

古い家から新しい家、つまり古いサーバーから新しいサーバーに荷物を移動させたら、もう一つやらなくてはならないことがあります。

それは、家の引っ越しでいう、役所への届け出です、

これをやらなければ、郵便物などは古い家の方に送られてしまいます。

これと同じように、サーバーも「これからは新しいサーバーを使います」という手続きを、ドメインの会社にする必要があります。

でなければ、ネットユーザーがあなたのサイトにアクセスしようとしても、古いサーバーに収められたデータを見ることしかできないからです。

このことについても、やり方は後述します。

WordPressのデータをサーバーから取り出す

それでは具体的にどのようにデータを引っ越しするのか見ていきましょう。

データベースの保存方法

まずはデータベースをサーバーから取り出すところから始めます。

データベースは「MySQL」という管理システムを使ってサーバーに保存されています。

このMySQLを利用してサーバーからデータベースを取り出すことを「エクスポート」と呼びます。

このエクスポートは、レンタルしているサーバーのサイトから行うことになります。

「MySQLバックアップ」としてバックアップをしやすいように準備してくれているサイトもあれば、「phpMyAdmin」と書かれているページに移動してエクスポートするサイトもあります。

この二種類の方法を、順番に見ていきましょう。

データベースの保存方法 MySQLバックアップ保存の場合

まず「MySQLバックアップ」と書かれているサイトの例として、Xサーバーを見ていきましょう。

Xサーバーからデータベースを取り出すためには、まずサーバーパネルにログインする必要があります。

サーバーパネルにログインすると、画面左上にこのようなロゴが出てくるページに移動します。

このページの真ん中あたりを見てみると、以下のような画面が見られます。

この赤で囲まれたところをクリックすれば、MySQLをバックアップするページに移ります。

あとは「エクスポート実行」をクリックすれば、データベースの取り出しは完了です。

圧縮形式は変更する必要はありません。

データベースの保存方法 phpMyAdminにアクセスする場合

次にphpMyAdminにアクセスする場合の方法を見ていきましょう。

ここではロリポップサーバーを例に見ていきます。

まずロリポップサーバーのユーザー専用ページにログインしてください。

すると下図のところに「データベース」という文字が見えますので、そこをクリックします。

すると、次のような画面に移りますので、「phpMyAdminを開く」をクリックして、パスワードなどの入力画面に進みます。

 

ここでユーザー名、パスワード、サーバーを選択した後、実行をクリックすると、次のようなページに移ります。

ここで、図にある「エクスポート」をクリックします。

すると画面は次のように移ります。

ここで実行をクリックすれば、データベースの保存は完了します。

フォーマットなどは変える必要はありません。

ファイルの保存方法

次にファイルをサーバーから取り出し、保存します。

これは、データ保存をバックアップを無料でサービスとして使えるサーバーと、有料になってしまうサーバーがあります。

無料の場合は、そのままサービスを利用すればいいのですが、そうでない場合はFTPソフトを利用することになります。

FTPソフトそのものについては、知らなかったとしてもあまり深く考える必要はありません。

手順通り行っていっていただければと思います。

サーバーを家、データを荷物として例えた場合、FTPソフトというのは家から家までの道路です。

FTPソフトでFTPサーバーを操作することで道路を作り、この道路を通じて、ファイル送るわけです。

新しい家の中に荷物を運び入れる、ということになります。

ファイルの保存方法 バックアップサービスを利用できる場合

まずはバックアップサービスを行っているサーバーの例として、Xサーバーを見ていきます。

まずはXサーバーのサーバーパネルにログインします。

すると、図の赤線のところに「バックアップ」の文字がありますので、そこをクリックします。

すると次のような画面になりますので、該当するドメインの右側にあるバックアップボタンをクリックします。

これでバックアップは完了です。

ファイルの保存方法 FTPソフトを利用する場合

次にバックアップサービスを利用しないで、ファイルを保存する方法を見ていきます。

FTPソフトにもいろいろありますが、ここではFFFTPというソフトを使っていきます。

FFFTPを選ぶことに、特段の理由はありません。

ですので他のソフトでも大丈夫です。

設定する際に入力する内容などは、どのソフトも変わりませんので参考にして頂ければと思います。

FFFTPを起動したら、次のような画面になると思います。

そうすると一番手前の窓の一番上に「新規ホスト」というボタンがあるので、これをクリックします。

この「新規ホスト」を設定することで、サーバーまでの道を作ることができます。

では新規ホストボタンを押してみましょう。

次のような画面が表れます。

上のタブもいろいろありますけど、普通は「基本」以外設定することはありませんので、無視して構いません。

入力する場所は「ホストの設定名」「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード/パスフレーズ」だけです。

「anonymous」にチェックをつける必要もありません。

「ホストの設定名」だけは任意ですので、好きに名付けてかまいません。

もしブログを2つ以上作成したりする場合、接続先が複数になっていきますので、どこに接続しているのかを見分けるための名付けです。

さて、それ以外の記入内容ですが、これらはサーバーのサイトを見れば全て書かれているので、そこを見ればわかります。

一例としてXサーバーを見てみます。

Xサーバーのサーバーパネルにログインしますと、真ん中あたりに「FTPアカウント設定」という文字がありますので、そこをクリックしてください。

すると次のような画面になりますので、該当するドメインを選択してください。

そして次の画面で、「FTPソフト設定」というタブをクリックすれば、FFFTPソフトに入力する情報は全て出てきます。

これらを入力してください。

そのあと、ホストの設定で「OK」をクリックして、次に「接続」をクリックすれば、FTPサーバーに接続できます。

接続に成功したときには、以下のようになります。

この画面の右側の窓が、ファイルが納められている場所になります。

ここからは少し注意が必要なのですが、右側の窓に表示されているファイルはサーバーによって階層が変わります

つまり保存しておくべきファイルが、一階層下のものなのか、二階層下のものなのかが、レンタルサーバーによってバラバラになります。

保存しておくべきファイルはこの階層です。

上の3つのフォルダが目印です。

たいていは、FTPサーバーに接続したときに見えるフォルダの一階層にあると思います。

しかしXサーバーなどでは、一階層下の画面は以下のようになります。

ここでは「public_html」を選んでください。

上と同じ画面になるはずです。

ここで注意が必要になりますが、保存するのは

この赤で囲ったフォルダが存在するフォルダの「一階層上」になります。

図で簡単に示すとこんな感じです。

この「保存」というところを保存します。

どれも「wp-adomin」「wp-content」「wp-config」というフォルダがある層の、一階層上を指しているのがわかると思います。

そのフォルダを保存です。

細かいところまではわからなくて良いので、まずはこの手順どおりやってみてください。

それがファイルデータになります。

次はデータベースとファイルを新しいサーバーに入れていきます。

WordPressを新しいサーバーに入れる

それでは、前章で保存したデータベースとファイルを、今度は新しいサーバーに運び込みたいと思います。

データベースをインポート

前章ではデータベースをエクスポートしました。

今度はその逆でインポートを行います。

エクスポートと同じで、サーバーの公式サイトから行うことができます。

例として、Xサーバーへインポートする場合を説明していきますが、受け入れる側のデータベースを作成し、インポートするという手順はどこのサーバーでも同じですので、同じ手順で進めていけると思います。

Xサーバーへインポートをする場合、まず受け入れ側のデータベースを作成する必要があります。

まずサーバーパネルにログインをしてから、ページ中央付近にある「MySQL設定」をクリックします。

MySQL追加のタブをクリックし、MySQLデータベース名を入力後、「MySQLの追加(確認)」をクリックします。

データベース名は何でも構いませんが、忘れないようにメモを取っておきましょう。

続いて、「MySQLユーザーの追加」タブをクリックして、作成したデータベースにアクセスするためのユーザーを作成します。

作成したMySQLユーザー名と指定したパスワードも後に必要な情報ですので、メモなどに控えておいてください。

次に「MySQL一覧」のタブをクリックし、アクセス権未所有ユーザーから、追加したMySQLユーザーを選択し、「追加」のボタンをクリックします。

次にサーバーパネルの画面に戻り、「phpmyadmin(MySQL5.7)」をクリックし、PhpMyAdminへログインしてください。

ログインする際、ユーザー名とパスワードを訊かれますが、先程指定したものを入力します。

ログイン後、先程作成したMySQLデータベース名が左側にあるので、それをクリックした後、インポートタブをクリックします。

「ファイル選択」をクリックし、前のサーバーからエクスポートしたデータベースを選択します。

拡張子が「.sql」となっているMySQLというデータです。

その後、ページ下にある「実行」ボタンをクリックすれば、アップロードは完了です。

これでデータベースの運び入れは完了です。

wp-config.phpを編集

さて、次にファイルを運び入れたいと思うのですが、その前に一つやっておかなくれはならないことがあります。

それはファイルデータの一つである「wp-config.php」の編集です。

データベースを新しい場所に移しましたので、それを反映させるための作業になります。

それでは始めていきましょう。

この「wp-config.php」というファイルは先に設定したFFFTPソフトから取り出すことができます。

FFFTPソフトをサーバーに接続したときに出てくる画面から、階層を下っていくと「wp-adomin」「wp-content」「wp-config」というフォルダが見つかる画面がある、というお話をしました。

そのフォルダの下の方を見ていってください。

↑下の方にスクロールしていくと・・・・

↓ここにありました。

このファイルをデスクトップなどに保存します。

保存はドラッグ・アンド・ドロップで可能です。

さて、このファイルを編集するわけですが、このファイルを開く時にはウインドウズに標準装備されているメモ帳が使われることになると思います。

しかしここではメモ帳で開くことはおすすめしません。

単色であるため見づらいのと、文字の保存がきっちり行われない可能性があるからです。

ですので、無料版でいいのでテキストエディタを使ってください。

私がおすすめするのは「TeraPad」で、窓の杜からダウンロードできます。

TeraPadでwp-config.phpを開くと、次のような画面が出てきますので、図に示された場所を探してください。

この場所を探すには、左側にある行数を参考にしてください。

書き換える項目は

  • MySQLデータベース名
  • MySQLユーザーID
  • パスワード
  • MySQLホスト名

の4箇所です。

図は「example」というサーバーIDで、「example_wp2」というデータベースを作成し、「example_wp1」というユーザーにアクセス権を付与したときの例です。

それらはMySQL一覧から確認することができます。

パスワードは、先ほど指定したものになります。

以上のように「wp-config.php」を編集した後、このファイルをデスクトップなど、パソコンのわかりやすいところに保存しておいてください。

 FTPソフトを使ってファイルをアップロード

次に、ファイルをアップロードします。

サーバーからファイルを運び出すとき、FFFTPを使ってダウンロードしました。

今回はその逆、つまりアップロードします。

問題はアップロードをする場所と、先程編集したwp-config.phpのファイルを入れ替えることです。

アップロードする場所は、基本的には公開フォルダになります。

ダウンロードするときには、このような箇所からダウンロードしました。

この逆をすると考えて問題ありません。

つまり、公開フォルダを作成したら「wp-admin」「wp-content」「wp-config」のフォルダがある階層のファイルを、全て公開フォルダの真下にアップロードです。

アップロードの仕方は全てを選択し、ドラッグ・アンド・ドロップです。

Xサーバーでは、ファイルは「public_html」からダウンロードして保存しましたので、アップロードも同じように「public_html」に行うようにしましょう。

アップロードには、データ量にもよりますが、かなりの時間(最低でも30分以上)を要するので気長に待ちましょう。

さて、そのアップロードが終わってからですが、ここで先程デスクトップに保存した「wp-config.php」ファイルのことを思い出してください。

アップロードした先には、編集する前のwp-config.phpファイルがあるはずですので、それを編集したものと置き換える必要があります。

本来ならこのファイルもドラッグ・アンド・ドロップで上書きすれば良いように思えますが、なぜかうまくいかないことがあります。

ですので一度FFFTPで表示されているwp-config.phpファイルを削除して、改めて編集後のwp-config.phpをドラッグ・アンド・ドロップするといいでしょう。

これでファイルの引っ越しも完了となります。

ネームサーバーの書き換え

WordPressの引っ越しでは、ネームサーバーの書き換えが必要です。

ネームサーバーの書き換えは、お名前ドットコムなどドメインを借りている会社で行います。

ここでは、その例としてお名前ドットコムでのネームサーバーの書き換えを説明していきます。

書き換える内容は、どこのネームサーバーでも変わりませんので、当記事を参考似していただいて構いません。

まずはお名前ドットコムの「ドメインNavi」にログインします。

次にドメイン設定タブをクリックします。

このとき、「このサイトを離れますか?」というポップが開きますので「このページを離れる」をクリックしてください。

次に出てくるドメイン設定の画面を、下にスクロールすると「ネームサーバーの設定」がありますので、「ネームサーバーの変更」を選択します。

引っ越しをするサイトのドメインを選択したあと、下にスクロールし「手続きを進める」をクリックします。

「他のネームサーバーを利用」タブをクリックし、フォームにネームサーバーを入力していきます。

入力するネームサーバーの名前はサーバーの公式サイトに載っています。

たとえばXサーバーですと

プライマリネームサーバー:ns1.xserver.jp

セカンダリネームサーバー:ns2.xserver.jp

ロリポップですと

プライマリネームサーバー:uns01.lolipop.jp

セカンダリネームサーバー:uns02.lolipop.jp

と言った具合です。

Xサーバーは5つまで名前がありますけど、基本2つで大丈夫です。

もし自分のサーバーのネームサーバーがわからない、というときは、サーバー会社に問い合わせるといいでしょう。

ネームサーバーを記入した後は「確認画面に進む」をクリックし、確認画面では「設定する」をクリックです。

設定が反映されるまでには少し時間がかかります。

もし2日以上経っても反映されない場合は、ドメイン会社に連絡をしてください。

これでWordPressの引っ越し作業はすべて完了しました。

お疲れ様でした。

あとがき

WordPressの引っ越しについて解説してきました。

現実の引っ越しに例えてみましたが、そうすると「家から荷物を出し、新しい家に運び入れた後、届け出をする」という、文字にすればたったこれだけのことです。

しかし実際のWordPressの引っ越し作業中に、今現在これらのステップのうちどこを、何のために手がけているのかを知るだけで、その作業はスムーズに進み、もしどこかでトラブルが起こったとしても修正はしやすくなるはずです。

是非参考にしていただけたらと思います。

トワイトでした。

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